一般に人間でも動物でも皮膚には、ある一定の電気抵抗があります。人間の電気抵抗は他の動物に比べて極めて高く、この特徴を利用して作られたのがニューホッグスタンナーです。
　豚の額に電極を当てると、豚の電気抵抗に合わせて設計された回路の働きにより電極に高圧電流が流れ電撃ランプがつきブザーがなり、同時に豚は仮死状態になり目的が達せられます。また電極を額から離すと電撃ランプは消え、ブザーも止まり、作業中に誤って電極に人体が触れても、電極には人体に影響の無い弱電流しか流れません。

　従来のスタンナーは、豚に電気ショックを与え仮死状態におくことのみを目的とし、人体への危険は二次的にしか考えられておりませんでした。
　ニューホッグスタンナーは、あくまで人体の安全性を第一としてつくられ、作業員が安心して使用し、かつ操作も簡単であるという労災防止と、合理性とを備えたもので、画期的製品です。